【うつ】潔癖症だった私が 1週間お風呂に入らなくなって思うこと

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ここ2~3日、
空が すっかり明るくなるまで
眠れない日々が続いている。

身体はきついので ぜひとも眠りたいけど
たとえ眠れても
一晩で いくつも悪夢を見るし、
4時間ほどで目が覚めてしまって
二度寝もできない

冷静に行動を振り返ったら、
朝の薬飲み忘れていた
かなり 落胆した。

こんな
自業自得もきっかけとなって、
症状は
一進一退を繰り返している

今日は 中学生のころから10年以上
うつ
と付き合ってきている私が、
シェアハウス生活を通して
自分のこだわりを 1つ手放せた話。

※私の住んでいる
シェアハウスのIKI(いき)については
  過去の記事をご覧ください。

洗いすぎて手が紫色…潔癖症の幼稚園児

6歳ころまでの私は
「超」が付くほどの潔癖症だった。
今の自分からは想像できないほどに
汚れが付着することに敏感で、
お砂場遊びなどは 気持ち悪くて
とても苦手
だった。
母曰く、
掃除好きな祖母の影響が強いらしい。

外で汚れたくなくて 屋内でばかり遊んでいた幼稚園時代
(私・向かって1番左 白のトレーナー)

最初は
「叱られることが怖くて、
言いつけを 執拗に守っていた」

だけだったのだが、いつの間にか
「汚れることが怖い」幼稚園児が完成。

「外から帰ったら 
必ず石鹸で手を洗いなさい」

祖母から口酸っぱく言われていたので、
幼稚園の建物から 一度でも
靴を履いて出たら
、建物内へ戻る際に
必ず 念入りに石鹸で洗っていた

外に忘れ物をしたとき、
外にいる先生に呼ばれたとき、
外まで友だちを呼びに行くとき…。

幼稚園の内と外とを
往復するたびに石鹸を使うので、
冬になると
常に荒れて冷たい 紫色の手になってしまう。

結局 12月の発表会を前に
怖い担任の先生から呼び出され、
「みさとちゃん、
  これ以上手を洗ったら
   お遊戯は

  男の子のダンスを踊ってもらいます!!
脅されたことで
泣く泣く 手を洗うことをやめた

(今 考えると 色々と問題のある叱り方やで…)

なんとか手洗いを我慢して 練習してきたダンスを発表
(1番左の黄色)

今は 潔癖症だったことが
信じられない
くらい
汚さに鈍感になってしまったが、
あのころの感覚は 
変な神経質さとなって
今も人格の根底に こびりついている

第一関門で既にヘロヘロ…入浴への執着

これまで 私にとって入浴
「1日1回、
必ずしなければならない行為」

であり、うつになっても
ここを突破できないことには
そのほかの行動が できなかった

外出をするためには
入浴を完了しておく必要があるのだが、
うつ状態になると 
私にとっての「お風呂ハードル」が
めちゃくちゃ高くなる

その結果、卵1パック
買いに行くための外出
前に
入浴するだけで 力尽きて諦めてしまう
というかむしろ、
入浴さえできずに 1日が終わる
本末転倒である。

1週間お風呂に入れていないし 眠れてもいないけど、なぜか 外出はできている

ここ約1週間ほど 入浴していない
何度かうつを繰り返してきた私だが
こんなに入浴していないのに
外出
料理できているのは 初めてだ。

家事外出
比較的 エネルギーの消耗が激しく
これまでは まず
入浴できるエネルギーを
回復させてから
じゃないと
とても できなかった。

そして 「自分は風呂にも入れない…」
さらに落ち込んでしまっていた

シャンプーの煩わしさもあり、
うつ状態に陥ると髪を切ることが多い
(4年前 療養中に訪れた友人宅で)

ところが、
IKIに来てからというもの
風呂に入っていようが なかろうが
子どもたち毎日のように
膝に乗ってくる

「ああ、そんなに近づいてきたら
私 臭いのに…」

とか 思う暇もなく

「みさとちゃん、
   どうぶつのずかん よんでー!」

本人の了解を得るより先に
膝の観覧席をこしらえてしまう。

自分のこだわりを「どうでもいい」と思えるようになったのは 子どもたちのお陰

お風呂に5日ほど入れていない私の膝で眠る はるるん
この寝顔を見れば 自分のことなんてどうでもよくなる

お風呂に入らないことで
一時的に
私の自己肯定感は急降下するのだけど、
その現象自体を無効化する効果
この寝顔には、ある。

あるとき

「みさとちゃんじゃなきゃ
やだーーーーー!!!!!」

ギャン泣きしている ゆっきーを見ながら

「こんなに 裏表のない言葉
誰かから必要とされたことって
あったかな…」
と考え始めてしまい、
ゆっきーの愛が嬉しくて
ニヤニヤしてしまって怒られた
ごめん。

子どもたちは
たとえ 言葉は喋れなくとも
全身を使って 愛情を表してくれる

抱きしめる とか
一緒に笑う とか
ごはんを分け合う とか、
そんな なんでもないことで
不思議なほどに
心が満たされていく

シャイな いたるっちも、最近は 私の顔を見て笑ってくれるように

ゆっきーたちのためなら
アイデアがどんどん湧いてきて

「次 眠れなくなったら
これを作ってみようかな〜」

何かを企んでは
いつもニヤニヤしている。

気づけば 最近
しばらく
自分のことを考えていない
子どもたち一緒に楽しんで
怒って、悲しんで

(ここでいう「怒る」は「叱る」とは違う)

建設的な悩み
IKIみなさんと共有するけど、
どうしようもない
寂しさとか空虚感
子どもたちと過ごしていると
自然と満たされている

既にある負の感情を 決して
「無視している」わけではないことが
ポイントで、これを
ひとりで満たそうとしても 難しかった

そんな私を見つけて
「ちょっと〜!
なにわらってるんですか〜!」

また 子どもが駆けて来る。

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