軽度ADHDと高齢の もの忘れ名人は、お互いのミスに寛容になれる 良きパートナー
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こんにちは!
似顔絵うつブロガーの みさとです。
先日
あすてん( @Kojirase_tencho )さん
のこちらの投稿を拝見して、
「まさに そうだよなぁ…」と膝を打ちました。
私は 軽度のADHD(注意欠如・多動症)
と診断されているのですが、
ついつい重度の方の症状と比較して
いやいや、
私は まだ軽い方なんだから
弱音なんか言っちゃいけんよ…!!
と 自分に喝を入れがちです。
でも良く考えたら、
軽度の方にも 重度の方にも
それぞれ発達障害特有の生きにくさって
あるはずなんです。
その生きにくさを
自分で蓋してたんだなぁ、と
こちらのツイートで気付きました。
あすてんさん、
ありがとうございます!
さて今回は、
軽度のADHDである私が
もの忘れの名人である
祖母との共同生活をしたら
悩んでいることが ほぼ一緒だったので
そのことについてお話しします!
もともと祖母は、超・潔癖症で働き者な せっかちさん!
10年くらい前までの祖母は、
ゼンマイ仕掛けの
おもちゃなのでは…?
と 孫が疑うほど、
せっかちで 動きっぱなしの
おばあちゃんでした。
綺麗好きを超えた潔癖症で、
気付けば 隣で掃除をしている。
今では信じられませんが、
幼稚園児の私は
潔癖症で 手が紫色でした。
一人暮らしの
祖母に会いに行くと、
料理を次から次へと出してくれて
とにかく 席に座ってくれない。
お友だちも多く、
いつも忙しそうにしていました。
そんな祖母も80歳を超え、
自分の力だけでは できないことが
徐々に 増えてきました。
軽度だからこそ感じる、「どうして みんなみたいにできないの…」
半年ぶりに
祖母と一緒に住み始めて感じたのは
「老いと戦っている」ということ。
その姿が とても
自分の姿に重なったんです。
老いも 発達障害も
共通しているのは
程度が目に見えにくいこと。
(身体的な症状を除く)
特に 老いたことで
できなくなることは、
これまで自分ができていたこと。
どうやら
「できなくなった自分」が
受け入れられず、
できる、できる!!
と 取り組んでは失敗し、
その度に
落ち込んでしまっているようです。
できない自分が
受け入れられないのは、
私の
うつ期の症状に似ています。
祖母ができなくなったことは、もともと 私も苦手なことなので 自然と受け入れられる
祖母のボヤキは、孫のボヤキ
祖母が
できなくなった…
と ボヤくのは 主に,
- もの忘れが多くなり、何をしようとしていたかを忘れてしまう。
- 元々 超が付くほど綺麗好きなのに、(膝や腰が痛く)掃除が億劫で部屋が散らかる。
- すぐに疲れてしまって、集中力が続かない。
- 口頭で説明を受けても なかなか理解できず、覚えておけない。
…はい、
発達障害にお詳しい方は
もうお分かりですね。
それ 私やんけーーー!!!
そう、
ADHDの特性に そっくりなんです!
むしろ ばあちゃん、
今まで これ全部
できてたんか…
すげえ…
2人寄れば…知恵はあるのに 作業効率が悪すぎる!?
4月上旬 当時一緒に暮らしていた
シェアハウスIKI(いき)の
子どもたち4人と自分用の
もんぺを作ることにし、
型紙を買って
祖母のミシン台を借りに来ました。
東京の縫製工場で
働いた経験を持つ祖母は、
お手本を見せてくれたり
難しいところを代わりに縫ってくれたり。
手際の良さに 思わず
めっちゃ かっこいい…!!
と 惚れ惚れしていたのですが、
徐々に
作業が進んでくると
道具が片っ端から無くなるんです!
お互いに短期記憶が弱いので
「どこにやった?」
「あれ?今ここに置いたのに」
を ひたすら繰り返し、
全然作業が進みません。笑
でも不思議と、
全然腹が立たないし、
せっかちだった祖母も
まったく怒らないんです。
文字通り、
お互いさま感が強いんです
どこに置いたか
覚えていられる人ばかりのところにいるから
自分が劣っているように感じますが、
忘れやすい人ばかりの中にいれば
プロ級に手先の器用な80代女性と
イラストの描ける20代女性 な訳です。
そこを過小評価する必要は
どこにもありません。
まとめ
あくまで個人の体感ですが、
発達障害をもつ方は
ご高齢の方と相性が良いのでは。
ADHDの私が
仕事として介護をするのは
短期記憶の弱さゆえに
厳しそうですが、
お茶を飲みながらボヤいたり
一緒に作業をしたりするのには
とても良いパートナーになれそうです!
ばあちゃん、
これからも よろしくな〜