うつ病になったらシェアハウスに住まわせてもらう、という選択
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昨日
心療内科にて
「うつ病のため1ヶ月間の休養をせよ」
との診断書を受け取った私は、
2週間ほど前から
2家族とシェアハウスで生活をしている。
うつと、シェアハウス。
一見
矛盾する組み合わせのようにも感じるけど、
なぜこの生活をするに至ったか、
経緯を振り返ってみる。
部屋まだ空いてるから、来る?
約40時間眠り続ける過眠と
数日間眠れない不眠とを繰り返し、
夢と現実との境がわからなくなるのに
そう時間はかからなかった。
かといって
過去 実家に帰って
パニック発作を起こした経験があり、
歩いて帰れる生家にさえ足が向かない。
年末年始の帰省は3日間に留め、
1ヶ月間 ほぼアパートで過ごす。
回復の兆しが見えるより先に
身体がしんどくなってきた。
「そんなにきついなら、
部屋まだ空いてるから、来る?」
年末のクリスマス会で
しほさんにかけてもらった言葉が浮かび、
その場で
メッセージを送った。
婚活と、食堂と、うつ病アラサー
シェアハウスの名は
IKI(いき)。
東京から移住し
竹田市の婚活事業をなさる
市原ご夫妻が運営なさっている。
奥さんのしほさんは
ここを
こんな場所にしたいんだとか。
- 「暮らし」日々の大切さをかみしめられる場所。
- 「共生」ひととともにすごすよろこびを味わえる場所。
- 「個人」それぞれが、自分らしく生きられる場所。
- 「未来」科学反応のように気づきが生まれ、さまざまなモノ、コト、気持ちが起こる場所。
- 「土地」ここ九州の田舎町、大分県竹田ならではがつまった場所。
めっちゃ楽しそう!!わくわくすっぞ!!
現在 お試し期間として
IKIには
市原さんご家族
(まさしさん
しほさん
ゆっきー 4歳
はるるん 1歳)
のほかに、
市内で
「おんがく食堂 歩」を経営なさる
池見さんご家族
(ゆうさん
あやさん
たっちゃん 3歳
いたるっち 生後11ヶ月)
が生活。
調子の悪い日は
部屋から出られない日もある私だけど、
みなさんのあたたかいフォローや
子どもたちの笑顔に癒され
なんとか生活を送ることができている。
「ひとり暮らし」か「実家」かの2択ではなく、「そのほか」の選択肢もきっとある
IKIでの生活が始まって数日後、
「週末くらい ひとりで過ごそうか」と
一度アパートへ帰った。
すると
涙が止まらず、
パニック発作に似た症状が出てしまう。
「早く、みんなとご飯が食べたい」
自然と口から溢れた。
「まずは、ゆっくりしてください」
と医師に療養を勧められた場合、
周囲からは
実家への帰省を促される。
確かに
調子が悪いときの独りは
食事や睡眠がうまく取れなくなり
基本的な生活そのものの維持が難しくなる。
だが、過去の私のように
実家に帰ったことで
症状が重くなったり
発作を起こしてしまう場合もある。
タイミングの判断が難しいのだ。
そこに
IKIのような
第3の選択肢があれば、
心のゆとりは ずいぶん違う。
そして
だらしない自分を
さらけ出せる相手が、認めてくれる存在が、
家族以外にもいる。
この事実は、かなり、心強い。
おまけ:IKIでの生活を決めた瞬間
IKIでの生活を確信したのは
クリスマス会。
「私、ダメなんです。
寝込んでしまって
2〜3日
お風呂に入れないこともあるんです」
結構 勇気を出して
だらしない自分について話したら
「な〜んだ!
お風呂なんて数日入らなくても
全然問題ないよ〜!」
と、返されてしまったこと。
あ、
このひとたちになら
ダメな部分まで
さらけ出しても、いいかも。
って
自然と思えたんだよなぁ〜
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